七五三の髪型は日本髪で決まり!日本髪について詳しく解説します

七五三の髪型は日本髪で決まり!日本髪について詳しく解説します

七五三の髪型でお悩みの方にはぜひ、知っていただきたい髪型があります。
それは日本髪です。
日本髪は、古風なイメージがありますが、着物を着用する七五三での日本髪は非常に似合います。
そこで、今回は七五三での日本髪について解説します。
ぜひ、参考にしてください。

 

七五三の日本髪について解説!

日本髪と聞くと、舞妓さんや芸者さんのような昔からあるような髪型を思い浮かべるのではないでしょうか。
そのため、日本髪を子供にするのは想像しづらいでしょう。
ただし、七五三を迎える子供には、日本髪が非常によく似合います。
ここでは、そんな日本髪について解説します。

古典的な印象を与える日本髪は、前髪、まげ、びん、たぼをそれぞれ膨らませて作られる髪型のことを日本髪といいます。
びんとは、両サイドの耳ぎわ部分のことで、たぼとは、後頭部から耳裏部分のことを指します。
このような髪型は、明治時代初期までは一般的な髪型とされてきました。

また、近年、ヘアスタイルが、ポニーテール、ツインテールなどと種類があるように、日本髪にも種類がありました。
髪型には、「文金高島田」「桃割れ」「結綿」「丸髷」があり、名前からはどのような髪型か想像つかないものばかりです。

このような日本髪には、伝統的な結い方があり、専門的な道具を使用します。
専門的な道具の中に、びんつけ油と呼ばれる髪をしっかりと固定するための整髪料があります。
このびんつけ油は、非常にしっかりと固定されるため、シャンプーで何度か洗わなければなかなか落ちません。
そこで、利便性を考えられた髪型が「新日本髪」です。

新日本髪では、びんつけ油を使わずに、ワックスやスプレー、ヘアピンなどを用いて日本髪のように固定します。
日本髪の可愛らしい雰囲気は残しつつ、軽くて自然な仕上がりとなります。
びんつけ油を使用していないため、シャンプーで落としやすいのも魅力の1つでしょう。

 

地毛結いの新日本髪と日本髪の違いについて解説!

前述では新日本髪と日本髪の違いについて少し解説しました。
ここではその違いをさらに詳しく解説します。

 

日本髪

日本髪は、専門的な髪結い師によって結われます。
そのため、髪結い師を探すのにも一苦労です。
また、伝統的な日本髪は舞妓さんや芸者さんに多く見られます。
スタイリングにも、びんつけ油や元結が必要であり、専門的なものを使用するため、なかなか一回のシャンプーで落ち切れません。

さらに、日本髪の中にも個性的な部分を出したくても、しっかりと固定されるため、柔軟なヘアアレンジができません。

 

新日本髪

新日本髪は、髪結い師でなくても、美容師やヘアメイクさんによって結うことができます。
用途は、舞妓さんや芸者さんのような限られた人だけでなく、七五三や成人式、結婚式などにも最適と言えます。
スタイリングも、専門的なものは使用せず、ワックス、ヘアスプレー、コームなどを用いてスタイリングされるため、髪も解きやすいでしょう。

伝統的な形の中に、個性を出したい方でも、ヘアアレンジが可能であるため向いています。

 

新日本髪のセット方法について解説!

現代の生活様式に沿った新日本髪ですが、セット方法を把握することで、ご自身でセットすることも可能です。
そこで、ここでは新日本髪のセット方法について詳しく解説します。
ぜひ、参考にしてください。

初めに、髪の毛を分けます。
髪の毛は、前髪、左右の耳の前、後ろの髪にわけ、ヘアクリップなどでブロッキングしておきます。

しっかりとブロッキングをした後に、後ろ髪の上の3分の1を1つ結びします。
この時に、ジェルワックスやヘアバームをつけ、ブラッシングしながら結ぶことで、美しい毛流れを作られるだけでなく、まとめた後も崩れる心配がないでしょう。

こうして作られた1つ結びと残りの後ろの髪の毛3分の2の間に、毛タボと呼ばれる髪の毛の中に入れボリュームを出すものを入れ、ピンとゴムで固定します。
毛タボは、仮に髪の毛が崩れた場合でも目立たないように髪の毛のような見た目がしているため、目立つ心配はありません。

次に、サイドの髪の毛をブラッシングしながら後ろへ持っていき、まとめられた後ろの一つ結びと一緒にまとめます。
この時もジェルワックスやヘアバームをつけて、ブラッシングするとしっかりとまとまります。

前髪は上げる場合と、下ろしておく場合がありますが、上げる場合は、前髪をジェルワックスで馴染ませ表面を整えつつ、ポンパドールを作ります。

最後に、1つ結びしていた毛束でまげを作り、表面をスプレーでセットします。
お好みで髪飾りをつけると完成です。

 

まとめ

今回は、七五三での日本髪について解説しました。
日本髪にも、日本髪と新日本髪の2つがあり、それぞれにもヘアアレンジ方法があります。
また髪飾りによって魅せられる印象も異なってきます。
ぜひ、今回の記事を参考に素敵な日本髪にしてみてはいかがでしょうか。