成人式で女性が着ることになるのが振袖。
着物を着た経験のある方は少なく、多くの方が振袖選びに悩まれるだろうと思います。
振袖を選ぶときの重要なポイントは「色」と「柄」です。
今回の記事では振袖について、色を中心に紹介していきます。
□成人式での振袖の人気色
1.赤系の振袖
最も人気なのは赤。
華やかで上品な色ですし、日本人の肌と相性の良い色ともされています。
成人式といったお祝いには欠かせない色となっている赤。
とても人気があるため、色味や柄の選択肢も多いのも魅力的です。
2.青系の振袖
青系のカラーバリエーションはかなり豊富で、紺色、水色、ターコイズなどさまざま。
与える印象もシックだったりキュートだったりとさまざまで、自分に合った色が見つけやすくなっています。
また、青は透明感を演出してくれるのもポイント。
清廉さや上品さを醸し出せます。
3.緑系の振袖
近年人気が高まっているのが緑系の振袖。
地色が緑だと、柄がとても華やかになります。
たとえば高級感があるゴールドや幼く見えがちなパステルカラーとの相性は抜群。
華やかさ、上品さ、落ち着いた感じなどさまざまな印象を与えられます。
4.黒系の振袖
全ての色の中で、最も落ち着いているのがこの黒系の振袖。
さまざまな柄が揃っており、柄で悩むことはないでしょう。
また黒はビビットカラーが映えるベースとなるので、メリハリのある振袖となってとても目立ちます。
5.黄系の振袖
黄色の魅力は、なんといってもその豊富なカラーバリエーション。
肌の色を明るく引き立ててくれるため、印象の良い振袖となるでしょう。
□どんな色が流行っている?
自分の着る振袖を決めるときには、流行の色について押さえておきたいですよね。
ここでは近年流行っている振袖の色を、3色紹介します。
1.白
近年とても注目をされているのが白。
クールな柄から可愛い柄までデザインがとても豊富で、自分のお気に入りの色を見つけやすくなっています。
白はその性質として、他の色や柄がとても目立ちます。
全体のバランスを見てコーディネートできるのも魅力的な色となっています。
たとえば他の人も白を着てきて色が被ってしまっても、柄や小物の使い方次第で全く違う印象を与えられます。
また顔色を明るく見せられるのもポイント。
成人式では写真をたくさん撮りますが、そのとき写真写りが自然と良くなるのは嬉しいですよね。
このように様々な魅力から、白は近年とても注目されています。
2.黒
クールでモダンなイメージの強い黒。
しかし柄によってはキュートでポップな印象を与えられるものもあります。
というよりもむしろ、可愛いイメージの振袖を着たい方にこそ黒はおすすめです。
黒は可愛すぎたり甘すぎたりするイメージを引き締めてくれます。
子どもっぽくなりすぎず、可愛い振袖を着られるのです。
黒で友達と被りそうだと感じた方には、白黒どちらも使ったデザインがおすすめ。
白黒の振袖はデザインの幅が広いため、友達と被りにくくなっています。
3.青緑
少し珍しい色味である青緑。
ここ数年でその人気が高まってきました。
青緑は地味すぎず目立ちすぎない絶妙な色味をしています。
また青または緑の間の色味であるため、完全に同じ青緑と言うことはなかなかありません。
色の時点で被りにくいのが青緑なのです。
個性と落ち着いた雰囲気をどちらも演出したい方におすすめの青緑。
比較的どんな色でも相性が良いのも魅力的ですね。
□人気の柄についても確認しておきましょう!
振袖を選ぶときの色以外に重要なのが柄。
最後に人気の柄についても確認しておきましょう。
1.花柄
振袖で定番となっているのが花柄。
中でも桜や牡丹といった伝統的な花を用いた振袖は、定番として多くの振袖に用いられています。
花と言ってもその種類はさまざまで、込められた意味も変わってきます。
意味から花を選ぶのも良いかもしれませんね。
2.扇柄
扇には「末広がり」、つまり「明るい未来」という意味が込められています。
そのため、めでたいとされ、振袖にも良く用いられています。
意味的に成人式にぴったりで、とても人気です。
3.蝶柄
モダンな振袖に用いられるイメージのある蝶。
しかし実は、古くから吉祥文様として取り入れられてきました。
蝶がさなぎから成長して羽ばたくイメージは、成人式にぴったりですね。
4.鶴柄
「鶴は千年」という言葉にあるとおり長寿を意味する鶴の柄は、昔から縁起の良いものとされてきました。
ビジュアル的にも華やかさと大人の気品を兼ね備えており、とても人気の柄です。
□まとめ
今回の記事では成人式で人気の振袖の色やその特徴、柄について紹介しましたが、いかがでしたか。
最近流行しているのは黒、白、青緑なので被りたくない方、個性を出したい方は参考にしてみてください。
また、柄は振袖の与える印象を大きく左右します。
色から選ぶのが難しい方は柄を中心に振袖を選んでみるのも良いかもしれませんね。